| ゲーム機 | セガサターン |
|---|---|
| 発売日 | 1996年3月29日 |
| メーカー | OCC |
| ジャンル | アドベンチャー |
不気味な城を舞台にした本作は、プレイヤーが謎めいた環境を探索しながら、数々のパズルに挑むアドベンチャーゲームです。シナジー幾何学が手がけた魅力的なグラフィックと緻密なストーリー展開が特徴で、プレイヤーは美しいが不気味なビジュアルに引き込まれます。探索を進める中で直面する多種多様なパズルは、知恵と観察力が試される場面を提供。恐怖をテーマにしているわけではないものの、ゴシックホラー風の演出が緊張感を生み出し、プレイヤーを飽きさせない工夫が施されています。アドベンチャーゲームの醍醐味を存分に味わいながら、謎解きの達成感を楽しむことができる一作です。独特の雰囲気と心洗われるパズルが絶妙に組み合わさり、長く記憶に残る体験を提供します。探索と謎解きの魅力を兼ね備えたこの作品で、未知の恐怖に立ち向かう冒険を始めてみませんか?
今では倒産してしまった「シナジー幾何学」の名作アドベンチャーゲームの移植作です。
「シナジー幾何学」は当時、世界的にも技術力が高いことで知られていました。
内容は「MYST」に代表されるQuickTime系アドベンチャーゲームです。
ホラー・ツアーといっても「恐怖」を追及した作品ではなく、パズルなどが中心。
ただ、雰囲気、ストーリーはゴシックホラー風の不気味な城の中で探検していくため、ドキドキします。
パズルは極端に難しいものではなく、「MYST」が解ける人なら十分解けるレベルです。
ジャケットを見ると3Dの絵柄なので、それなりに高度な技術が駆使されて作られたものなのだろうと思い込んで購入しやってみたのだが、1995年制作のセガサターンのゲームソフトの技術レベルというものを理解せざるを得なかった。
不思議な鏡を通して見るという設定なので画面がまず小さい(当時の技術的・予算的都合から作られた設定なのだろう)というのと、しかも動く人物の多くは距離が遠めなのでさらに小さく描かれていて見づらく、なおかつ画像が基本的にガビガビである。目を細めながらゲームを終えたあと、視力が0.3くらいは落ちてるかもしれないのでご注意を。
ただ裏を返せば当時3Dでゲームを作るというのはそれだけ大変なことであり、冒険でもあったのだろうから、当時の作り手の意欲を評価すべきなのかもしれない。字幕も無く音声のみというのも従来のゲームとは異なるリアルなヴァーチャル表現を志向したからなのだろう。
内容については、攻略サイトを見ながらやったら半日で終了してしまった。おそらくこのゲームは謎を考え、ヒントを探り、試行錯誤を重ねることに時間を費やすゲームなのだろう。じっさい明確なヒントは特になく、手探りの類推や試行錯誤で答えをみつけるといったタイプの比較的難解な謎ときが多かったように思うし、何度もチャレンジすることが前提になっているように思われる。それで時間がかかるわけだが、謎が解けてしまえば内容そのものは短い。つまり予算的な都合から長い内容のものは作れないのでその分謎を難解にしてすぐには終わらないようにしたということなのかもしれない。
そのようなゲームと攻略情報ぬきで付き合うにはこの3D世界の隅から隅まで探検し何度も行き来する必要があるのだろうが、前述したとおり小さくガビガビな世界は目をかなり酷使させるだろうし、正直そこまでするほど楽しいものとも思えない。3Dのセクシー美女(?)を脈絡なく沢山出したのもプレイヤーにモチベーションを持続させるための苦肉の策だったに違いない。
ということで、平成も終わろうとするような時代にお勧めできる作品とは正直言い難いものがある。
今どきのゲームに少し飽きてレトロな一風変わったゲームをしてみたいという人はどうぞご自由に。
一風変わった妖しい世界を体験できることは確かである。