セガ・マーク3

セガ・マーク3は、1985年10月20日にセガから発売された家庭用ゲーム機で、当時のゲーム市場に新たな風を吹き込みました。前世代機のSG-1000シリーズからの進化を遂げ、独自開発のカスタムチップを搭載することで、グラフィック性能が大幅に向上しました。これにより、色彩豊かで滑らかなゲーム画面が実現され、アーケードゲームの移植も可能になりました。特に『ファンタシースター』や『アレックスキッドのミラクルワールド』などのオリジナル作品は、多くのファンに愛され、セガのアイコンともなりました。また、セガ・マーク3はロムカートリッジとセガ・マイカードという二つのソフトウェア形式に対応しており、互換性も持たせられていました。このような特徴から、セガ・マーク3は家庭用ゲーム機としての地位を確立し、その後のセガ・マスターシステムへとつながる重要な存在となりました。