トミー(現タカラトミー)が1982年8月20日に発売した「ぴゅう太」は、ホビーユースをメインに設計された革新的なゲームパソコンです。当時主流だった8ビットマシンに対し、16ビットCPUを搭載し、59,800円という比較的手頃な価格で提供されました。ぴゅう太の特徴は、キャッチーな商品名やホワイトを基調とした本体に鮮やかなブルーのキーを配したデザインです。ゲームソフトは全26タイトルあり、『ターピン』『スクランブル』『プーヤン』などコナミのアーケードゲームの移植が多いのが特色でした。デパートや玩具店での実機展示により、多くの子どもたちの憧れの的となりました。ぴゅう太は、ファミコンやMSXが登場する前の時代に、ゲーセン並みのグラフィックを家庭で楽しめる画期的な機器として注目を集めました。残念ながら大きな商業的成功には至りませんでしたが、ゲーム機の歴史に重要な一石を投じた存在として今も多くのファンに愛されています。