大神伝 ~小さき太陽~

ゲーム機ニンテンドーDS
発売日2010年9月30日
メーカーカプコン
ジャンルアクション / アドベンチャー

名作『大神』の新作が、ニンテンドーDSに登場。このゲームは、小さな白狼「チビテラス」と彼の相棒たちが繰り広げるアクションアドベンチャーです。物語は、かつて平和を取り戻した「ナカツクニ」に再び迫る脅威を背景に、異変の謎を追う冒険が展開されます。

美しい日本画テイストのグラフィックは、その魅力を引き立て、世界観を忠実に再現。独自の「筆しらべ」システムにより、風景を描き変えたり、妖怪と戦ったりすることができます。プレイヤーは「画龍」や「一閃」といった筆しらべを活用し、障害を克服する楽しさを味わえます。

さらに、旅の途中で出会う「相棒」たちがゲームの重要なピースとなります。それぞれが特技を持ち、協力して謎を解いていく過程が、プレイヤーに感動を与えます。戦闘では、アクションと「筆しらべ」が絶妙に絡み合い、戦略的な楽しみを提供します。

音楽も特筆すべき要素で、イメージソングには北乃きいさんの優しいハートフルな楽曲が起用されています。この新たな冒険を通じて、感動の物語が待っています。

感想/コメント

レビュアー0

このゲームには前作との大きな変更点が目立ちます。まず、キャラクターの成長に関しては、幸玉を集めることで体力と墨が自動的に増える仕組みになっていますが、過去作の要素である胃袋やお財布の拡張がない点は、やや物足りなさを感じます。また、動物に餌をあげたり釣りをしたり、季節感あるイベントもないため、自由度が減少している印象を受けます。ゲーム内では、隠れ宝箱やクローバーも存在せず、探索の楽しみが削がれているように思います。ストーリーの進行においても、朝夜の変化が少ないため、時間の流れが感じられず、 monotonousさが際立ちます。

さらに、筆しらべには制限時間が設けられており、追加された筆神の選定も疑問を残します。真の筆しらべを得るためにはお金を使わなければならず、武器も妖怪牙のようなものを集めて交換する必要があって、手間がかかります。無視できないのは、前作のストーリーに干渉することで、以前のストーリーの重要な部分が薄れてしまう点です。

結局のところ、この作品はかつてのいくつかの要素を排除した、いわばアンソロジー的な作品になっています。もし前作の続編がどうしてもやりたいのであれば、武器を強化せずに全段階の筆しらべを揃えれば楽に最後まで行けるとは思いますが、正直なところ、サブストーリーも最低限で済ませて駆け抜けた方が良いかもしれません。懐かしい記憶を汚される前に、キャラクターがしゃべらなくなったら強制的に放置しておくのが賢明でしょう。私自身、心の整理をするために前作を再度プレイする予定です。

レビュアー1

初めてこのシリーズに触れましたが、音楽には本当に感動しました。大神のBGMはやっぱり素晴らしいですね、その点では大満足です。ただ、ゼルダ系のゲームだとは思いませんでした。物語に関しては、もう少し前作の情報を知っていたらもっと楽しめた気がします。出会った人たちとなんとなく絆を結ぶ流れは面白かったですが、時空の裂け目から最初に現れたキャラクターがマンプクだったときは思わず「おまえかよ!」と笑ってしまいました。シリアスな場面にもかかわらず、彼の登場があまりにも意外だったので、期待が外れた感は否めません。でも、全体的には楽しめたので、それはそれで良しとしますね。いずれ、元の作品の方もプレイしたいと思っています。暗い気持ちを抱えながらも、そんな中で感じる楽しさがゲームにはあるんだと思います。

レビュアー2

「大神伝 ~小さき太陽~」をプレイした際、前作「大神」からかなりの時間が経っていたこともあり、細かな比較には自信がありませんでした。ストーリーの整合性については他の方々にお任せしますが、前作の続編としての立ち位置が曖昧な印象を受けました。前作のキャラクターや物語の関係性が簡略化されていて、初見の方には少々理解しにくいかもしれません。

特に気になったのは、前作の重要なストーリーや設定がメニュー画面でしか読み取れない点です。強制的ではないとはいえ、作品に興味があるプレイヤーには億劫に感じられるでしょう。そのため、前作を知らない人には不親切な印象が否めません。

また、新しい要素を導入することに重きを置きすぎた結果なのか、筆神の設定変更やキャラクターの入れ替えがもったいなく感じます。私としては、前作で愛着のあったカムイの世界がもう少し活かされていたら良かったのにと思います。逆に、前作で楽しんだアクションが抜け落ちているのも寂しいポイントです。ある重要キャラクターが、私にはどうしても最低の人物に見えてしまったのも残念でした。

総じて、いろいろと前作との比較をしてしまうのですが、あくまで「大神」は特別な作品ですから、その評価が下がることはないと信じています。システムには前作からの引き継ぎが多いため、比較が避けられませんが、全体的には制作のばらつきが感じられ、もう少し洗練された形で楽しめたら良かったな、と強く思いました。

レビュアー3

このゲーム「大神伝 ~小さき太陽~」は、形としては「純和風のゼルダ」ともいえる作品ですが、特に前作のファンにとっては少々複雑な感情を抱かざるを得ないのが実情です。年齢を問わず広く受け入れられる内容だとは思いますが、前作のファンにとっては、その評価が低いのも頷けるところです。例えば、中古ショップに行くと、PS2版「大神」の方がまだ高値で取引されているという現象は、やはり前作に対する愛着を強く感じさせます。

このゲームが評価されない理由は、明確です。ファンの期待を裏切る要素が随所に見受けられ、それが精神的なダメージとなって表れるのです。特に、前作の持つ独自の雰囲気やストーリーラインが意図的に変えられてしまっており、ファンとしては納得がいかない部分が多いと言えます。過去の名作の影響を受けつつも、あまりにも自由に改変されてしまったことで、結果として激しい値崩れを引き起こしたのではないかと思います。もっと「大神」の持つ特別な魅力を大切にしてほしかったと感じるのは、私だけではないはずです。

とはいえ、前作をプレイしていない方には、ゲーム自体は十分に楽しめる内容となっています。ストーリーやキャラクターの魅力は感じられ、素晴らしい体験が得られることでしょう。ただ、前作を知る人には、心の準備をしてからプレイすることをお勧めします。大切な思い出が壊されるリスクもあることを、肝に銘じておくべきでしょう。

レビュアー4

私はこのゲームをプレイしてとても残念な気持ちになりました。前作がとても素晴らしかっただけに、その期待が裏切られてしまったのが辛いです。設定やストーリーの一貫性が全く感じられず、物語の矛盾点が目立ってしまいました。前作の感動的なラストシーンを思い出すと、どうしても比較してしまい、今回のストーリー展開に納得がいきません。新たに導入された伏線も、結局は放置されたままで、話がまとまっていない印象を受けました。そして、感情に訴えるための無理な悲劇的要素にはちょっとがっかり。前作のあの美しい体験を心に描きながらプレイしていたので、一層のこと悔しさが募ります。これが大神の続編だなんて、やっぱり納得できません。私にとって、この作品は前作への愛情を裏切るものになってしまったので、本当に残念です。

レビュアー5

ニンテンドーDSでのこの作品をプレイした私の感想をお話ししたいと思います。PS2版の大神に深く感動し、プレイ後もその余韻に浸っていた時期があったので、続編という位置付けには特に期待を寄せていたのですが、どうにも複雑な気持ちになってしまいました。大神の世界観を引き継いでいるとは言え、チビテラスの成長や神性の表現にもう少し深みがあればと感じたのです。前作を思い出すと、どうしても比較してしまう自分がいて、その結果、消化不良のまま終わってしまったキャラクターたちがいるのが残念でした。

シナリオやキャラクターには愛情が込められているのは伝わってくるものの、ハードの違いやゲームシステムから来る制約が、期待するものとは違う何かを生じさせてしまったように思います。もちろん、全体としては楽しむことができたし、細かい演出やスタッフの努力には感謝をしたい気持ちもあります。新しい体験を求めてプレイするのもいいかもしれませんが、やはり大神への思い入れが強すぎるせいで、少し辛口になってしまったのかもしれません。この作品を完全に受け入れるのは難しい部分もありますが、それでも楽しめる要素はたくさんありました。

レビュアー6

このゲームをプレイするにあたって、前作を経験している人にはちょっとした戸惑いがあるかもしれません。前作のキャラクターや背景が好きだった私にとって、新しいストーリーやキャラクターを受け入れることが少し難しかったです。どちらかというと、この作品は前作とは異なる印象で楽しむ方が良いと感じました。

特に、物語の終わり方については、続編が期待できるような終わり方で、少し物足りなさを感じてしまいました。グラフィックや音楽には確かに気合が入っていて、魅力的な要素も多かったのですが、プレイ中の淡泊さや、お使い要素の多さには少し懐疑的になってしまう部分がありました。

全体的にとても面白いとまでは言えないものの、つまらなかったとも感じませんでした。前作の影響もあるのかもしれませんが、説明が多すぎたり、期待していたものとは少し違う感覚が残り、爽快感は薄かったです。それでも、楽しめる部分もあったので、悪くないゲームでした。自分を初心者だと思いながらも、新たな冒険を楽しむ姿勢でプレイすれば、また違った視点から楽しめるかもしれません。

レビュアー7

私自身、ゲームに対する経験は少ないのですが、ニンテンドーDSで楽しんだ「大神伝 ~小さき太陽~」には感じるところがありました。ゲーム全体のクオリティやゲームプレイは確かに良かったと思います。しかし、主人公や周囲のキャラクターにはあまり感情移入できず、結末についても納得いかない部分が多かったのが残念でした。続編が出たこと自体は嬉しいことでしたが、やはり製作を担当した方々が変わった影響を強く感じました。同じシリーズであるのに、どこか基盤に違和感があるように思います。それでも、ストーリーが進むにつれて楽しめた部分も多かったので、一定の魅力は感じました。ただ、原作である大神シリーズが好きな私にとっては、シリーズのファンにはやはりオリジナルをおすすめしたいです。チビ公の独特の雰囲気やストーリーが好みに合う方には向いているかもしれませんが、大神の魅力を知っている私としては、どうしても比較してしまいます。

レビュアー8

最近のゲームって物語が豊かになっている中で、久々に驚かされる展開があってすごく印象的でした。思わず泣いてしまうようなシーンも多くて、本当に心に響く内容だったんです。でも、正直なところ、物語の中でどうしても納得できない部分があって、それがプレイ後もずっと気になっています。そういった点があるので、満足度は少し低くなってしまったかなと思います。それでも、登場するキャラクター、特にチビテラスがめちゃくちゃ可愛いので、その姿を見ているだけでも癒されますね。ゲームを楽しむ中で、そういった小さな幸せを感じることができて良かったです。

レビュアー9

前作のPS2版を楽しんでいた私は、携帯機への移行とスタッフの変更に少し不安を抱えていましたが、その心配は無用でした。ちゃんと前作の魅力を受け継ぎつつ、DSの限界を超えた高い完成度を実現していると感じました。携帯機だからといって侮れません。一部の要素は前作に比べて劣るかもしれませんが、DSのソフトとしては十分に素晴らしい出来栄えです。 ストーリーについては、前作をプレイしていない人には結構きついかもしれませんね。今作でも前作の情報は補足として提供されますが、断片的すぎて伝わりにくい印象。また、各キャラクターの背景や物語の深みを理解するためにはやはり前作から始めるべきだと思います。偉大なシリーズに大きな敬意を持ちながら、しっかり楽しんでいきたいと感じさせる作品でした。

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