ルーム

ゲーム機PCエンジン
発売日1992年9月25日
メーカービクター
ジャンルアドベンチャー

『ルーム』は、ファンタジーの世界を舞台にしたアドベンチャーゲームで、プレイヤーは主人公ポピンとなり、白鳥に変わってしまったルーム人を探し出す刺激的な旅に出かけます。視覚的に美しいグラフィックと緻密なストーリーテリングが融合し、探索しながら多彩な行動を取ることで物語が展開していきます。プレイヤーは画面をクリックすることで、ポピンに様々な指示を与え、インタラクティブな要素を楽しみながら進行する独自のシステムが魅力です。隠れたアイテムや謎を解き明かしながら、奥深いファンタジーの世界に浸る体験が味わえます。ルーム人を救うための冒険は、レトロゲームファンだけでなく、新たなプレイヤーにも満足できる内容となっており、時間を忘れるほどの没入感を提供します。このゲームで、あなたもポピンとともに不思議な旅を楽しんでみませんか?

Amazonでの評判

レビュアー0

密かにファンの多そうな、マニアックマンション、モンキーアイランド等の流れを汲む、ルーカスアーツ黎明期の佳作アドべンチャーです。

ストーリーの概要としては、職業毎に別れた、いくつもの集落・都市規模の組合(ギルド)によって世界が成りたち、魔法や、ドラゴンが存在する架空の時代。

"織物師ギルド"に属する主人公ボビンが自らの出生の秘密を切欠に、4つの音を使った様々な「まじない」を駆使しながら、不思議な世界を旅して行く物語です。

「まじない」が主たる行動手段となる為、「しらべる」「はなす」などのコマンドが無いのは今作品の特徴です。

導入時には、その独特な世界観や操作方法などに若干梃子摺るかもしれませんが、決して敷居の高いゲームでは無く。

それさえ乗り越えてしまえば奇妙な登場キャラクター達との出会い、些か頓珍漢だけれど情緒のある会話や、「まじない」の効果を想像する楽しみ、隅々まで丁寧に描かれたグラフィックや、SCUMM・ADVシリーズの特長とも言える、芸の細かい演出などに徐々にのめり込む事が出来るのでは無いかと思われます。

個人的な唯一の不満点としては、謎解きの歯ごたえの無さがありましたが。
今作には、古い洋ゲーにありがちな、度を越して難解過ぎる謎は殆ど無く、勘の良い方なら数時間で終わってしまうであろうほどに、アドべンチャーゲームとしてはとても素直な内容となっています。

しかし、シリアスなストーリーでありながらもひたすら呑気さが漂い続ける行脚、そして、後半から終盤につれて一気に加速する壮大な展開や、神秘的なエンディング等は、プレイ後にまるで一本の娯楽映画でも観たかの様な余韻を残します。

因みに、難易度に関しては「まじない」の使用方法自体を、難しくする事は出来ます。

冒頭に述べた同社のマニアックマンションや、モンキーアイランドシリーズを遊んでみて、作風が相性の良かった人や、はたまた、アウターワールドシリーズ、初代プリンスオブペルシャなどの様に、一見、プレイヤーを突き放しているかの様でいて、しかし、状況を把握してしまえば緻密な世界観を楽しめると言う、古き良き時代の良質な洋ゲーのテイストを好む方には、是非一度プレイしてみて頂きたい作品だと思います。

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