| ゲーム機 | メガドライブ |
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| 発売日 | 1995年10月20日 |
| メーカー | セガ |
| ジャンル | アクション |
この対戦格闘アクションゲームは、アーケードでの大ヒット作を基にしたメガドライブ移植版で、革新的な3D格闘ゲームの魅力を凝縮しています。従来の2D対戦格闘とは一線を画する多彩なキャラクターと、リアルな動きが特徴。さらに、視点の変更機能やトーナメントモードなど、オリジナルにはない新要素が追加され、バラエティ豊かな戦闘体験を提供します。ポリゴン数は控えめながらも、アーケード版の技や動きが忠実に再現されており、懐かしさと新しさを兼ね備えた仕上がりとなっています。多様な技を駆使しながら戦うバトルは、プレイヤーに戦略的思考を促し、対戦相手との熱い駆け引きが楽しめます。友達とのバトルや自分自身の限界に挑戦する最高の舞台がここにあります。情熱を込めた戦いを体感し、格闘ゲームの新たな可能性を探究しましょう。
3D格闘ゲームとして衝撃的だった「バーチャファイター」、そのサターン移植版は相当難しいものだったと思われます。
雑誌等の評価は大変高かったのですが、実際接してみるとキャラクターやステージのポリゴン描画が追いつかず欠けまくり、2D表示部も不安定、キャラも変にスライドするなど製品としては発売できるクオリティではなかったといっても過言ではないでしょう。
まあこれはハードのスペック差という超えがたい障壁があり、ハード同時発売タイトルということで時間の制約も厳しいものだったことは想像に難くなく、事情は推し量れます。
で、なんだかんだでちょっと落ち着いた頃、この32X版が登場しました。
なんせ基はメガドライブであり、スペック差はサターン版以上に壮絶なものがあるのですが、なんとこれが思いのほか好感の持てる出来になっています。
ポリゴン数はもう比較するレベルではなく、勝利ポーズで一体表示の時はまだ可愛いものですが対戦時の二体表示ではもはや民芸品の木彫り人形が戦っているようで、かろうじてコスチュームと色かたちで雰囲気が出せているといったところ。
しかし表示や挙動はしっかりしており、これはまさしくバーチャファイターに他なりません。
キャラは少し小さく、ポリゴンが少ないためエッジのジャギーも豪快に出ているのですが、そのモデルが繰り出すモーションはオリジナルそのもので、操作に違和感を感じることもほぼないといっていいでしょう。
それどころか当然ながら「Now Loading...」で興を削がれることもなく、メガドラということもあってか処理やレスポンスは軽快そのもので、一旦始めるとサクサクズルズルとやり続けてしまうハメにもなります。
大味でガサツな感じだったサターンのパッドに比べ、基になったはずのメガドラ6Bパッドは小ぶりで凝縮された操作感があり、これがまたこのゲームによく合っているように思います。
正直現在の価格は入手するのに現実離れしたものであり到底お勧めできません。
箱内部カセットの固定にも愛想のない再生紙のトレーが使われており、所有感もへったくれもないでしょう。
しかし「バーチャファイター」を遊ぶには前述のSS版かこの32X版しかもはやないため、もし機会があるのなら手に取ってみる価値はあります。
「10th anniversary」なんてのもありますが、あれは見た目が同じだけで中身全く別物です。
古いゲームはその時点で感じた魅力もそのまま移植するのが理想的であり、多少のアレンジはプレイ時の明らかな問題点を埋める程度に止めるべきでしょう。
SS版が実質未完成な移植であったことを考えれば、ストレスなく遊べる家庭用「バーチャファイター」が技術的に可能になった今も手軽に接することができない状況は、ちょっと寂しい気もします。
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追記
2020/12に、一連のミニハードブームに乗ってかアストロシティミニなるものが発売されます。
収録筆頭ソフトが「バーチャファイター」であり、画面情報を見る限りではジェフリーの掌が開いていたり、表示ポリゴン数も省略が感じられずアーケード版と遜色ないものに見えます。
筐体を忠実に模した形態で画面付きなのですがHDMIケーブルで外部モニターに接続も可能となっており、ひょっとしたらこれが家庭用バーチャファイターとして決定版になるかもしれません。
しかし「メガドライブでバーチャができる」という点に意義を見出す変態の方々にとっては、このソフトの価値が損なわれる事はないでしょう。