| ゲーム機 | ファミコン |
|---|---|
| 発売日 | 1988年12月9日 |
| メーカー | データイースト |
| ジャンル | アドベンチャー |
神宮寺三郎シリーズの第3作目となるこの作品は、コマンド選択式のアドベンチャーゲームとして、プレイヤーに刺激的な探偵体験を提供します。物語は、主人公の探偵神宮寺が助手の洋子と共に鈴鹿サーキットを訪れるところから始まります。彼らは洋子の友人・京子がいるバイクレースを楽しむつもりでしたが、突如起こったレース中の事故が物語の運命を変えることに。事故を起こしたのは、京子の夫であるレーサー・岡崎です。
プレイヤーは神宮寺となり、事故の真相を追求し、数々の証言やヒントを元に事件の背後に潜む真実を明らかにしなければなりません。選択肢を駆使して進めることで、様々なエンディングに導くことが可能です。緊迫したストーリー展開と魅力あふれるキャラクターたちが、プレイヤーを引き込むこと間違いなし。推理力を試される本作は、手に汗握る探偵活動の醍醐味を存分に味わえる作品となっています。
良い所
・難易度
前作に比べてずいぶん優しくなりました。選択肢固定の総当たりゲーなのは変わっていませんが、選択肢が減り移動箇所も減りました。また、フラグをすべて立たないと移動できない場所が多いのも親切。そのフラグのテキストと、不要なテキストの違いも大きいので話が進んだことがわかりやすいのも◎。とはいえめちゃくちゃ簡単というほどではないのでちょうど良いと思います。(やや簡単な部類でしょうが)
・ザッピング(?)
助手の洋子を操作するシーンがいくつかあります。事件の内容を考えても合っているのでそこは良かったかと。ラストも思い切って洋子でプレイさせてくれたらもっと好印象だったかも。
悪い所
・独りよがりなシナリオ
シナリオ自体は悪くないです。しかしあまりにわかりづらい。序盤に登場人物が増えるのはどのAVGでも普通ですが、まだどんな人か理解する前に次々に(しかも普通の苗字の人が)現れるのでわけがわからなくなります。「○○ってどんな人だっけ?」と思うこともしばしば。おかげでラストで回収されてもイマイチ煮え切らないまま終わります。同じような登場人物数のAVGでももっとわかりやすい作品はあるので見せ方の問題。アホ小説家が自分だけ理解して書いたバカ小説なようなものです。
総評
うーん…最初から最後まで面白くないなぁと思いながらのAVGはとても珍しいです。当時から印象が薄かったですが記憶の通りでした。シナリオが理解しづらいとAVGは本当に楽しくないですね。前作も散々なデキだと思いましたが渋い雰囲気が全面に出てた分、まだ前作の方がマシです。
オススメできるのはシリーズファンのみでしょう。しかもコンプしたいという理由以外ではオススメ出来るポイントがありません…。しいていえば助手の洋子の知人が絡む事件なだけに、彼女の心模様が現れるシーンはあるのでファンの方はそこを。ラストの犯人とのやりとりと、解決後のかわいさは一見の価値アリです。