セプテントリオン

ゲーム機スーパーファミコン
発売日1993年5月28日
メーカーヒューマン
ジャンルアクション

嵐の中で転覆した豪華客船からの脱出をテーマにしたパニックアクションゲームです。プレイヤーは限られた60分以内に生存者を救出し、脱出を目指します。船内は複雑に絡み合っており、予測不能な展開が繰り広げられるため、緊張感と興奮が絶えません。高所からの落下や、時間切れによるミスが許されないため、慎重に行動することが求められます。恐怖が迫る中で、次に何が起こるのか分からないドキドキ感がパニック映画さながらの体験を演出します。さあ、このスリリングな脱出劇に挑んでみませんか。生存者を救いながら、あなたの判断力と迅速な反応が試されるこのゲームは、プレイヤーに真剣勝負の楽しさを提供し、何度でも挑戦したくなる魅力があります。

Amazonでの評判

レビュアー0

本作品は残念ながら知名度が高いとは言えません。しかも「セプテントリオン」というタイトルを出すと、悪名名高いプレイステーションでの続編を連想する方のほうが多い可能性もあります。
転覆した船から脱出するのがこのゲームの目的です。敵モンスターなどは居ません。あえて敵とするならば、時間によって変わっていく”地形”が敵となります。船の傾きというランダム要素によって直面することとなる状況によって、これほどまでにゲームがドラマティックになるものかと強い衝撃を受けた覚えがあります。
あらかじめ用意されたイベントなどは容量の都合上からか、決して多くは有りません。ですがプレイするたびに違った物語を見せてくれます。
映画「ポセイドンアドベンチャー」のようなシチュエーションに横長のゲーム画面、日本語字幕と映画好きな方が喜びそうな雰囲気もこのゲームの特徴です。
ついにゲームセンターCXにも取り上げられることとなり、この作品が多くの人に知られまたプレイされてゆくのかと思うととても嬉しいです。未プレイの方は是非とも一度遊んでください。

レビュアー1

このゲームは、豪華客船が高波で転覆し、そのなかで運良く生存した人たちが生存をかけて脱出するゲームです。
スーパーファミコンの画面回転機能を活かした船内がすこしづつ傾いていく様は、ちょっと鳥肌が立ちます。
また船が揺れるたびに遠くで悲鳴が聞こえて、誰か死んだかと驚きます。
また、歩いている途中で生存者にあったら、自ら先導して一緒に歩く事もできます。
あまり急ぐとやれ疲れたとか髪を洗いたいと自己主張して止まってしまったりと大変です。
時には船の揺れで転落してしまい、死んでしまったりして、ショックを受けたりします。
意見の相違から別れてしまうことも。プリンスオブペルシャのゲームシステムと似てるかもしれません。
プラス、映画ポセイドンアドベンチャー。生と死の分かれ道。
このゲームのすごい所は唯一無二の世界観です。
どんなにゲーム機のスペックが高かろうと、根っこの部分は不変です。
ケーキのデコレーションとスポンジの関係みたいで、もはやデコレーションだけが発達し、スポンジケーキの味はむしろ退化している今のゲーム業界は苦しい。このゲームあたりの時代までが、クリエイターにとってもプレイヤーにとっても恵まれた時代だったのかと思ってしまう。

レビュアー2

内容は単純。転覆した船からの脱出。
操作も単純。歩く、ジャンプ、話しかけるなどごくごく普通のアクション。
会話も最低限しかありません。
しかしその単純な内容や操作性がこのゲーム最大のポイントです。
わざと女の子だけを助けたり、逆に男だけを助けたり、わざと救出に失敗したり…
自分だけの脱出劇を楽しむことができます。
ここまで自由でスリリングなゲームがあったのかと思わせるほどです。

はっきりいえばPS2のようなきれいなグラフィックや爽快で華麗なアクションはありません。
しかしこのゲームはきれいなグラフィックや華麗なアクションがなくてもそれを十分におぎなう面白さがあります。

最後に一言。
ある意味下手な心理テストより人間の本性がでるゲームだと思います。

レビュアー3

ゲームセンターCXでこのゲームを見たのがきっかけです。
番組見た時には、ただ単に面白そうなパニックゲームって感じで興味本位でプレイしたわけですが

はっきり言って素晴らしいの一言・・・
1993年にこんな素晴らしいゲームがあった事に感激しました。

ゲームの内容ですが、簡潔に述べると
●主人公4人から1人を選び、転覆事故を起こした豪華客船から多くの人達と協力し、助け合いながら60分以内に脱出するゲーム。
●各キャラクターにもそれぞれ特徴があり医者(医療知識がある)や牧師(説得力がある)など様々でゲーム性がある。
●全ての遭難者にもそれぞれの事情があってちゃんとイベントとして作り込まれていてストーリー性がある。
●各主人公、助けた人や状況によってエンディングが変わるマルチエンディング方式
●時間経過によって船が傾く、また高い所か落ちたら死亡などリアリティな部分も・・。

今の綺麗なグラフィックでムービーシーンを大量に使ったゲームで言われている『ムービーを大量に投入した映画の様なゲーム』ではなく、まるで映画全てをそのままゲームにした。そんな感じのゲームです。
キャラクター全てに感動、共感できる部分があり後半の某シーンでは涙が止まりませんでした。ゲームで泣いたのは本当久しぶりでした・・・

難点と言えば難易度が高く時間制限もあるので頭を使う所も多く、団体行動をするので人を救助すればするほど移動に時間がかかる様になる。(人数が多くなる程難しくなる)
その分ベストエンディングで脱出した時の達成感と感動は伝えられないくらい気持ちがいいです。

今思うとなぜこの様な素晴らしい作品に出会えなかったんだろうと・・・非常に悔しい
もっと早く・・・当時にプレイしたかった。

レビュアー4

僕が最初にこのゲームの事を知ったのは、ゲーム雑誌の小さな新作記事でした。
開発中の画面写真が2枚ぐらい載っている程度の記事を何度も読み返し、その時既に僕は発売されてもいない無名のゲームに夢中になっていました。
そして実際に遊んでみると、想像を遥かに超える内容に驚きました。
転覆した豪華客船から脱出するというシチュエーションは常に重大なミスの危険がつきまとうにもかかわらず、セーブやロードといった機能が一切なく、ほとんどヒントらしいヒントもありません。
今では(当時も)不親切という一言で切り捨てられそうな仕様でさえ、巨大な船内をさまよう主人公との一体感につながりましたし、途中で遭遇するイベントがどれもこれもすばらしいものでした。
さらに驚いたのは主人公があっさり死に(いちおうペナルティありで復活しますが)、彼らにとってとても大切な人も容赦なく一発死(こちらは復活なしです!!)するため、自分の目の前で最も見たくない光景が繰り広げられてしまうということです。
否応なくプレイのたびに極度の緊張を強いられ、初めてゴールに近付いたときは本当に手が震え、コントローラーが汗で濡れるほどでした。

難易度ばかりが取り上げられがちですが、このゲームは開始直後からゴールを含む殆ど全ての場所に移動できる異常なほどの自由度の高さも持ち合わせています。
船内のマップが脳内に用意できるぐらいになれば、起こすイベントの順番などを調整して、能動的な演出を施すといった遊び方も可能になっています。

僕の30年近いゲーム人生で出会った数知れないソフトの中でも屈指の面白さを誇る一本です。
以上、(このゲームを愛するあまりの)長文大変失礼しました。

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