| ゲーム機 | ドリームキャスト |
|---|---|
| 発売日 | 2001年10月10日 |
| メーカー | カプコン |
| ジャンル | RPG |
このゲームは、ドリームキャスト用のロールプレイングゲームシリーズの集大成として、プレイヤーを深い物語の世界へと誘います。全18話で構成され、一話あたり2〜3時間のプレイが可能なため、じっくりと物語を楽しみながら進めることができます。キャラクターデザインは天野喜孝が手掛け、独特なビジュアルでキャラクターたちの個性や背景を引き立てます。
ストーリーは、「鬼神」の魂を宿した者たちが集い、それぞれの冒険を通じて織りなすヒューマンドラマが展開されます。単なる悪との戦いだけではなく、善悪の境界が曖昧な状況や、各キャラクターの複雑な思惑が交差し、予測できない展開が魅力の一つです。プレイヤーは、時に痛みを伴う選択を迫られ、キャラクターの成長や絆を感じながら、感情豊かな物語を体験できます。このように、シナリオの深さとキャラクターの魅力が詰まった作品は、RPGファンにとって忘れられない体験となるでしょう。
これだけ続くとファンは喜ぶかもしれんが、軽い気持ちで買おうとした場合、かなりの金が必要になるので痛い。だからといって「5巻だけ」とか「7巻だけ」とかいう風な感じで買ってたらストーリーが意味不明なものになってしまったり、ゲームバランスが悪くなったりするのでオススメできない。
ゲームの中身の問題というよりは、お金の問題でしょ。
連作ユニットRPGと銘打たれており、7巻までで一つのゲームとして完結している。
小説や漫画などと同じようにゲームも連載作にしよう、という試みなのだろう。
レベルが存在しない、MPが存在しない、敵は金も経験値もほとんど落とさないと、RPGとして冒険的なことをしている。
とはいえ、魔晶石や合成といった独自の要素がターン性のコマンドバトルに上手く落とし込まれているので違和感なく遊ぶことができる。
それは新鮮さを感じられるものではないという欠点でもあるかもしれないが、短編として少しずつ楽しむことを前提にした本作ではちょうどよいバランスであろう。
戦闘のバランスはちょうどよくキャラクターごとに覚える特殊能力も使いでのあるものが多い。(ただ、キャラクターによって使いどころの微妙なものもある)
ストーリーはオムニバス形式で進んでいき、
悪魔によって生み出された鬼神の魂を受け継ぐ主人公たちが、過酷な運命や自らの業によって打ちのめさる。
それを鬼神の魂に目覚めることで克服していくというのが基本のプロットだ。
脚本のメンバーを見ると、初期ウルトラシリーズで名高い上原正三氏が名を連ねている(2話「カナンへの試練」などに関わっているみたい)が、彼の手がけた章だけが突出しているのでなく、どの章のクオリティも高い。
(たまに脚本ミスっているなっていう話もあるけどね)
シナリオの前半でよかれと思って失敗してしまう主人公たちが、鬼神の力で暴れまわって挽回していくのはパターンであるが小気味よくて楽しい。
各話でいくつか手に入るオーガストーン、巻ごと、複数巻ごとに集めることができ交換できるカードをはじめ、アイテムのコレクション要素も熱い。
意地の悪い隠し場所も多いが、インターネット黎明期の作品であることもあり、掲示板などでプレイヤー同士の情報交換を前提にしているためなのだろう。
ダウンロード販売も含めて、今から始めるにはつらい要素かもしれないけれども。
武具の合成はあまりにも奥深い(シナリオを十数回、何十回単位でやり直す必要がある)。
20年ぶりにプレイして思ったのは今やっても楽しめるゲームだということ。
万人が楽しめる作品ではないかもしれないが、刺さる人には刺さる、いぶし銀の良作といえよう。