| ゲーム機 | ニンテンドースイッチ |
|---|---|
| 発売日 | 2023年6月29日 |
| メーカー | アイディアファクトリー |
| ジャンル | アドベンチャー |
不思議な事件が続く土地を舞台に、主人公「逸色珠沙」が奇妙な声を耳にしたことで物語が始まります。このゲームは、恐怖と恋愛が交錯する新感覚のビジュアルノベルです。プレイヤーは、キャラクターとの関係を深める「好感度選択肢」と、主人公の心の闇を探求する「精神度選択肢」の2つの要素を通じて物語を進めていきます。好感度を上げる選択肢を選ぶと愛キャッチが表示され、キャラとの絆が深まる演出が体験できる一方で、精神度を上げる選択肢を選ぶと、主人公の内面に潜む異常さが浮き彫りに。プレイヤーの選択次第で、物語の展開が大きく変わるため、何度でも楽しむことができます。ミステリアスでちょっぴり不気味な恋物語に、あなたも挑戦してみませんか?
この「9 R.I.P. (ないんりっぷ)」は、久しぶりにじっくり楽しめる作品でした。操作性が非常に良くて、早送りや巻き戻し、選択肢ジャンプの機能が充実しているため、スムーズにプレイできますし、通ったルートも再選択できるのが嬉しいですね。周回プレイがストレスなくサクサク進みました。グラフィックに関しては、立ち絵やスチルが非常に美しくて魅了されましたが、もう少しスチルの数があれば良かったなと感じました。それと、メニュー画面が少し見づらく、もっとシンプルな方が好きな私には使いにくさを感じました。
音声面では、主人公をデフォルト名でプレイすると、意外としっくりくるんですよね。サウンドも良くて、脇役のフルボイスによりキャラクターたちがしっかり立っていました。ただ、主人公を攻略するキャラクターたちの好感度が高すぎるのは、少し物足りなさを感じてしまいました。恋愛過程をじっくり楽しみたい派には、もう少し時間がかかっても良かったかなと思います。
ボリュームに関しては、おまけ要素や攻略キャラの多さに助けられ、全体的には楽しめましたが、一人のルートが少し短く感じるのは残念。しかし、色々なルートを気軽に楽しみたい方にはぴったりでしょう。ゲームバランスに関しても、理解しやすいシステムで、特別難しいルート分岐もなく、安心してプレイできました。
学校の怪談から始まるこの乙女ゲーム、最初は怖そうだなと構えていたのですが、実際には思ったよりも多様性に富んでいて楽しめました。ホラーとラブコメのルートが混在していて、飽きずにプレイできるのが魅力です。ただ、エンディングに関してはキャラごとの差が気になったので、理想のハッピーエンドを求める人にはちょっともやもやするかもしれません。それでも、個性的なキャラクターたちとの出会いが楽しい作品ですので、興味があればぜひ挑戦してみてほしいです。