| ゲーム機 | プレイステーション4 |
|---|---|
| 発売日 | 2022年7月28日 |
| メーカー | MAGES. |
| ジャンル | アドベンチャー |
舞台は2037年の東京・中野。主人公のポロンが謎の少女・モモと出会い、脅威に満ちた世界に立ち向かうメタ科学アドベンチャーが展開します。本作の最大の特徴は、従来の選択肢型ゲームとは違い、物語の分岐を「ハッキングトリガー」というユニークなシステムで実現している点です。プレイヤーはハッキングトリガーを使って、ポロンが「セーブ&ロード」を行うタイミングを指示し、物語を自由に掘り下げていくことが可能です。こうした新しい体験は、従来のアドベンチャーゲームとは一線を画すものとなっており、緊張感あるシナリオ展開を生み出します。また、変化するシナリオはマンガのビジュアルで表現されることも多く、視覚的に楽しむ要素も盛り込まれています。深い物語と新しいプレイスタイル、個性的なキャラクターたちが織りなす魅力的な世界に、あなたも飛び込んでみませんか。
このゲームをプレイすることになったのは、一種の偶然だった。ハッキングをテーマにしたメタ科学アドベンチャーということで、どこか引かれるものがあったのだが、いざプレイしてみると、ストーリーの展開がやや複雑であることに気づいた。主人公のポロンがセーブとロードを駆使して進行するシステムが斬新でありながらも、そのタイミングを掴むのが難しく、主人公からの拒否の声が耳に残ることもしばしば。ストレスを感じる場面も多いが、その一方で、適切にトリガーを使えば割とスムーズに進めていける点は評価できる。
ただし、セーブデータの管理方法には少々困惑する。プレイヤーのセーブとキャラクターのセーブが同一システムで管理されるため、最初のうちは混乱してしまった。これが物語性に関わる設定だとは理解できるが、もう少し分かりやすくしてくれればと思わざるを得ない。また、PS4版のトロフィー機能の問題も気になった。達成条件を満たしているはずなのに、トロフィーが取れないことがあったのが実に悔しい。所詮、トロフィーのためにゲームをしているわけではないのだが、達成感の一部としてやはり重要だ。
漫画のようなコマ割り演出には引き込まれる部分も多かったが、キャラクターのビジュアルとのギャップに目を引かれることも少なくなかった。全体的に、他の科学アドベンチャー系に比べるとクリアしやすいのかもしれないが、慎重にプレイしないと厳しい面もある。過去の作品で心の底から苦しんだ分、少しは遊びやすいことを願いつつ、結局このゲームがどのような結末を迎えるのか、心の隅で楽しみにしている自分がいる。
「ANONYMOUS;CODE」をプレイしてみたものの、正直なところ少々がっかりした部分が多かった。ストーリーが進むタイプのゲームで、あまり操作をする必要はないのはいいんだけど、ハッキングトリガーの部分で毎回同じシーンを繰り返すのが面倒臭かった。特に既読スキップがうまくいかず、思わずストレスが溜まってしまった。グラフィックは意外と悪くなかったけど、漫画の演出は最初は違和感があり、慣れるまでに時間がかかった。メタ科学アドベンチャーというジャンルは面白そうだったけど、難解な用語が多く、自分の理解力のなさに苦しむ場面も。ストーリーは一本道で、バッドエンドも多く用意されているが、全体的なボリュームは少なめで物足りなかった。キャラクターの掘り下げがもう少しあれば、もっと楽しめたんじゃないかなという印象。結局、テーマに壮大さはあっても、ストーリーはどこか既視感があり、あまり感情移入できず、「アノニマス君」とか呼ばれると、どうしても冷めてしまった。製作に時間がかかり、値段も高いわりには期待外れという印象が強いゲームだった。