アカイイト

ゲーム機プレイステーション2
発売日2004年10月21日
メーカーサクセス
ジャンルアドベンチャー / ホラー

和風伝奇ホラーアドベンチャーゲームで、プレイヤーは主人公・桂となり、妖怪との血の絆を築きながら、彼女自身の運命に立ち向かう物語を体験します。妖怪たちと少女たちとの交流を通じて、友情や心のつながり、さらにはほのかな愛情が描かれ、新たな感動を呼び起こします。ゲーム内では「分岐図」や「用語辞典」が用意されており、攻略への手助けとなる要素も充実。選択肢によって物語が大きく変化するため、プレイヤーの決断が物語の行方に影響を与えます。運命の糸車が生み出すのは、果たして呪縛か、それとも絆か。緻密に作り込まれた世界観と、多彩な登場キャラクターが織り成すストーリーに没入し、恐怖と感動を同時に味わうことができる作品です。

Amazonでの評判

レビュアー0

とてもマイナー路線な作品だと思いますが、かなりの良作だと思います
まず、テキストのレベルが非常に高いです
薀蓄はとても丁寧に説明され、且つ矛盾の無い文章です
本作品の吸血シーンは文章だけでもとても官能的に描写されています
キャライラストは癖の無いまとまった、万人受けするすっきりした感じです
可愛らしいとは思うのですが、個人的には癖のある絵柄が好きなのでちょっと物足りない感じです
キャライラストより目を見張るのは背景 枚数がとても多いです
一枚一枚とても丁寧に描かれています(特に夕焼けの色はとても上手く表現されています)
ただ一つ、欲しかったものが吸血シーンの回想ですね EDの回想はあったのにこれが無いのが不満です
吸血シーンをセーブして見る、という手がありますがセーブ数が20個程で少なく、本編を進めるためのセーブ数も入れたらすぐに埋まっちゃいます

とにかくお勧めの一作です
百合を楽しみたい人には是非プレイして欲しい一作です

レビュアー1

主人公が女の子、ヒロインも女の子の伝奇ホラーADVです。
吸血シーンは妖艶な雰囲気ですが、キスシーン等は無く、友情なのか恋愛なのか、
絶妙な絆の描き方がされています。
個人的にはこのさじ加減がたまらないのですが、百合物としては物足りないという方もいらっしゃるかもしれません。
この作品では、断片的に描かれる主人公の記憶、主人公を助けてくれる謎の女性等、
ヒロインを一人攻略しただけでは分からない伏線が各所に張られています。
その謎を残しながらも個々のシナリオは綺麗にまとめ、最後には謎が全て解けていく。
目が覚めるようなどんでん返しや、派手な展開があるわけではないのですが、地味ながらも伏線の張り方、回収の仕方がとても上手いです。
また、古事記や歴史等に関するイヤミでない程度のうんちくもなかなか面白く、
ストーリーに直接関係の無い部分は用語辞典として別にまとめられるので、ストーリーのテンポを崩さず楽しめます。
シナリオ、CG、音楽、声、どこをとっても平均以上の良作。百合が平気、むしろ好き、という方には是非おすすめの作品です。
ただし、「伝奇ホラー」とはいっても、全くと言っていいほど怖くないので注意。そちらに期待するとがっかりすると思います。

レビュアー2

非常に丁寧に作られており、シナリオ、音楽、ゲームシステムのどれをとっても「優秀」。エンディングが32種類もあってボリュームもありますし、何度も遊ぶ事を配慮した非常に遊びやすいゲームシステムになっており、長時間遊んでいても全然苦になりませんでした。PS2で多数出ているAVGの中でも、確実に上位ランクに相当すると断言します。AVG好きなら絶対に買うべきだと思います。

ただし、肝心の百合表現が思っていたよりもあっさりしていた事だけが不満です。「百合」に期待している人は肩透かしを食うかと思います。一応ユメイとは「キス一歩手前」まで行くのですが・・・。

レビュアー3

私がプレイしたことのあるノベルゲーとして、かまいたちの夜、街などが挙げられますが、それらの中でも秀逸なゲームだと思いました。
物語の全容はストーリーを一つずつクリアしていくことによって見えてきます。そのためゲーム序盤は情報が殆どなく、展開を追っていくだけで精一杯になりがちですが、エンディングを何篇か見て物語の背景が見えてくると一気にストーリーに引き込まれます。そのうえ物語の構成力が高く、日本神話や民間伝承などとても日常生活には溶け込まないだろうという題材が、自然に織り込まれていることには感動すら覚えました。
一人の女の子の血で大切な人を手繰り寄せて、絆を深めていくというストーリーは、妖艶で他にはない魅力を含んでいると思います。

バックログ機能やスキップ機能(未読も可)などが搭載されており操作性も良く、分岐図や用語辞典などプレイする際に便利な機能もありますので、ゲーム中迷子になることはまずないと思います。

不満な点をあげるとすれば、廉価版になって(気にならない程度ではありますが)バグが生じてしまったこと、誤字脱字が目立つことなど、デバッグの甘さが垣間見られることでしょうか。他に欠点が見当たらないため、些細なことではありますけど気になってしまいました。

レビュアー4

百合ゲーと言われてますが、それだけじゃない。
「心の絆」が描かれています。
タイトルの「アカイ」が「赤い糸」と「血」を表しているので、カタカナ表記になっているのではないかと思います。

もともとは、4年前の作品ですが、全く古さを感じないです。
丁寧に作られているのが良くわかります。
仲良しルート(あえて攻略とは書きません。全てが百合ではないから)に、たどり着く人は、4人ですが、エンディングは30以上あります。
(しかも、バッドエンドの多いこと!!)

声優さんも素晴らしく、最初、松来さんと能登さんのキャラが被らないかな?
と不安もあったんですが、能登さんが(素に近いんだと思われる)元気少女を明るく演じられ、松来さんは、いつも以上に素晴らしいんじゃないかなって思います。
他の声優さんの演技も素晴らしいので、ほんと、キャスティングも良いです!!!

私は、廉価版でこの作品を購入し、暫くプレイしていなくて、ここ数ヶ月でようやくプレイしましたが、【もっと早くやっておけば良かったーー】と思いました。

笑えるし、泣けるし、ものすごく切なくなるし。
怖い部分も少しありますが、大丈夫だと思います。
バイオも出来ない私が大丈夫なんですから(笑

とにかく、こんな素敵な作品が、廉価版で楽しめるなんて、素晴らしいです!!

レビュアー5

主人公が女の子、という時点でこれまでの恋愛ノベルとは一線を画すゲームと言える。
従来のゲームは主人公の少年が女の子と仲良くなるのが目的なのに対し、このゲームは女の子同士で仲良くなるという…
昨今の某マリア様の影響なのか…いわゆる「百合」が好きな人にはたまらない仕様となっている。
吸血がテーマなので、当然ホラー要素ありの伝奇ノベルでも
あるのだが、選択肢や分岐もかなり多く、エンディングも30種類以上とか。
スキップ機能で飛ばしたとしても、かなりのやり込みが期待できるだろう。
声優陣もかなり豪華で、主人公の羽藤桂役の松来未祐嬢が個人的に注目株。
この手のノベルゲームの主人公には声優が存在しないのがセオリーなのだが、このゲームの場合はセリフのパートでちゃんと主人公がセリフを喋ってくれるため、より臨場が伝わり、感情移入もしやすいかと。
松来嬢はおっとりした性格の少女を演じるのが上手く、メーカーの意図通り、まさに主人公に相応しい採用と言えるだろう。
彼女の個人的なファンも安心してよい出来である。
無論、その他の声優陣も有名どころばかり。期待していい。
対象年齢15歳以上というのはホラー描写に関してか、はたまた百合描写に配慮してか…。
私の気のせいかもしれないが、2004年後期は異様に百合要素の強いアニメやゲームが頭角を現してきた気がする。
マーケティングとしても百合という新しい市場に目をつけたのかもしれない。
元々伝奇モノは好きだし、百合要素があっても
全然気にしない人種なので、購入決定。オマケ機能の辞書も見ていて面白かった。

レビュアー6

このゲーム、最早アドベンチャーゲームの理想とも言える形なのではないだろうか。

皆さんはアドベンチャーゲームという響きをあまり好意的に捉える事は出来ないだろう。それは仕方の無いこと。

アドベンチャーゲーム、それのサウンドノベル形式のものに、名作は本当に少ないのです。

ですが、このゲームはそんな有象無象の塵芥等とは違います。

テンポのいい物語、次々と現れる謎、物語の随所に張り巡らされた完璧ともいえる謎の配置と、それを深める綺麗で悲しい物語。

これほどに心揺さぶられる物語を体験しただろうか?デットエンドを迎えても、続き見たさに苦痛も憶えず「最初から」の項を選べたことがあっただろうか?それぞれの物語のバットエンドを見て、これほどに目頭を熱くしたことがあっただろうか?そして、それぞれの物語のハッピーエンドを迎えて、ここまで満たされた気持ちになるゲームなど、他にあるだろうか?

自信を持って言える。全ての答えは否だ。

私は子供のよう胸を躍らせ、ドキドキとワクワクを抑えられずに、何度も晴れやかな気持ちで「最初から」を選べるゲームを知らない。他のアドベンチャーゲームの殆どが、進む物語によってまったく違うもの。完全なパラレルワールドなってしまっているその中で、ほぼ全ての物語が複雑に絡み合い、それぞれの謎を共有し、美しく形を成すゲームなど、私はこれ以外に知らない。設定、舞台、登場人物、物語。その全てが美しく寄り添い、まるで紡がれる糸のように綺麗な形を成している。

惜しむらくは、あるエンディングや道筋を辿らないと、新たな選択肢や分岐が開放されないという「封じ」システムによる高い難易度。

だが、そんなことなどどうでも良くなるぐらいに「アカイイト」は完成されており、それに比べれは些細過ぎて減点の対称になどなり得ない。

では、何でこんなにべた褒めしている物が四つ星なのかというと。

こんな面白いゲームをしたら、暫くは他のゲームをしたくなくなるでしょう?

レビュアー7

久々にプレイしたのでレビューしてみました。
やっぱり面白いです。

特に音楽に関しては歌・BGM共にいいものばかりで、ゲームの音楽をサウンドトラックまで買って聴いたのはこの作品だけです。

ストーリーも良いものばかりなので、全キャラ分、エンディングまで是非観て欲しいです。

キャラ絵はプレイする人によっては若干古臭く感じるかもしれません。
背景の絵はどれも温かみがあって良いですね。

あと主人公の桂さんがすごく良い子です(これが一番言いたかった)。
何を書いてもネタバレになりそうなので書きませんが、血が美味しいのも頷けます。

すごくオススメ出来る☆5つのゲームですので是非プレイしてみてください。

レビュアー8

ノベル系でこのゲーム以上に好きになれる物なんて想像できない。
ストーリーの巧みさでグイグイ引っ張ってくれますが、なにより一押しでオススメしたいのが音楽です。

大好きだと言ってくれる人は皆、開始7分くらいで既に心を持って行かれてるかと。
これから始めるのに最高に心地よく、集中させ、そして文章が目に飛び込んでくる・・・
耳から心、その次に目へと。最高のプレイ環境を用意してくれました。

主人公の女の子が訪れるはじめて行く土地
- 胸の中のよくわからない感覚 -
そこで出会う大切な人たち。
そして、やってくる危機。

プレイ中は昼を読み進める楽しみと太陽が沈み夜が来るたびに包まれる圧迫感とで、コントローラーを握る手、鼓動と焦燥感、先に読み進めたい「欲求」。
それらがぐちゃぐちゃに混ざり合ってとてもやめられません。
(部屋を豆電球1個で暗くした、夜のプレイを絶対にオススメします!)

声優さんも皆とても良い演技で申し分なし、最高レベルの盛り上がり&結末。
おそらく最後にプレイするであろうシナリオでは自身、もう・・・打ち震えました。
誰のシナリオもトゥルーエンドは何回も振り返りたくなりプレイし直しです。

クリア後は恋人に会いたい気持ちとでも言いましょうか・・・
余韻や寂しさで何ヶ月もズルズル、ズルズル引きづってしまうかもしれませんね。
そうなったらサントラCDやドラマCD(入手困難)でかなり満足できます。
ああ、ベタ移植のDL版のみで全然かまわないからPSPでもしたいなあ・・・

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