ピピンアットマークは、1996年3月28日にバンダイとAppleが共同開発した家庭用ゲーム機です。Macintoshと互換性を持ち、ゲーム機能だけでなくインターネット接続も可能な先進的な機器でした。特徴的な三日月型コントローラーにはトラックボールが内蔵され、Mac用としても使用できました。PowerPC 603 66MHzのCPUを搭載し、CD-ROMドライブを備えていたため、ピピン専用ゲームだけでなく一部のMac向けCD-ROMタイトルも動作しました。しかし、高価格や販売方法の問題、他の人気ゲーム機との競争激化により、残念ながら商業的には失敗に終わりました。全世界での販売台数はわずか4万2千台程度で、「世界で最も売れなかったゲーム機」とも言われています。代表的なゲームソフトについては具体的な情報が見当たりませんが、テレビワークスやPEASEといったCD-ROMソフトが付属していたようです。ピピンアットマークは、ゲーム機とパソコンの境界を曖昧にした先駆的な存在として、今でも多くのゲーム機マニアから注目されています。
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