PC-FX

PC-FX（ピーシーエフエックス）は、1994年12月23日に日本電気ホームエレクトロニクス（NECホームエレクトロニクス）から発売された家庭用ゲーム機です。この機種は、PCエンジンの後継機としてハドソンと共同開発され、主にアニメーションを活かしたゲームが特徴です。PC-FXはCD-ROMを媒体に使用し、高速な動画再生機能を搭載しており、特に「なめらかで美しいアニメーション」が売りでした。代表的なゲームソフトには『バトルヒート』『TEAM INNOCENT』『卒業II FX 〜Neo Generation〜』などがあり、これらは発売当初から注目を集めました。しかし、3Dポリゴン処理能力が弱く、PlayStationやセガサターンとの競争に敗れたことが影響し、最終的には1998年に市場から撤退しました。販売台数は約29万台に留まりましたが、その独自の魅力と特化したジャンルのゲームは、一部のファンの間で今もなお語り継がれています。